| 語句 | やっこい |
| 意味 | やわらかい |
| 使用地区 | 道南、西海岸地域 |
| 影響地区 | 東北、甲信越の一部 |
| 由来など | 標準語の「やわらかい」が短く変化(音韻変化)した言葉のようです。 |
| 語句 | やっと |
| 意味 | 早く、急いで、大至急 |
| 使用地区 | 道南、西海岸地域 |
| 影響地区 | 東北、東日本(北前船の交易などで) |
| 由来など | アクセントは「やっと(高低)」で、標準語の「やっと(低高)」とは違いますし、標準語の場合の意味も「ようやく」で違っています。〔使用例〕「乗り遅れるから、やっと行け」などと使います。 |
| 語句 | やぶける |
| 意味 | やぶれる |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 日本各地 |
| 由来など | 「破れる」に対し「やぶける」はより日常的な話し言葉(口頭語)として使われてきたようです。地域によっては「壊れる」という意味もあるようです。北海道の方言というよりも全国の方言なんですね。 |
| 語句 | 雪かき、雪はね、雪なげ |
| 意味 | 積もった雪をシャベルなどで移動させる |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | - |
| 由来など | 雪かきは標準語で全国で使われているようです。サラサラした軽い雪が多い地方では「雪はね」、水分を含んだ重い雪の地方では「雪なげ」を主に使い、「雪かき」という言葉も混ざって使われているようです。 |
| 語句 | ゆるくない |
| 意味 | きつい、つらい、大変だ |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 形容詞「ゆるい」の打ち消しとして、「楽ではない」という意味で使われます。明治時代に東北からの移住者によって伝わりました。因みに楽なときに「ゆるい」という使い方はしません。 |
| 語句 | ゆわぐ |
| 意味 | むすぶ(結ぶ)、しばる(縛る) |
| 使用地区 | 道南、西沿岸地区 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 平安時代の枕草子にも使われている古語の「ゆはう」は語源だそうで「結(ゆ)わう」の「う」が動詞として変化し「結(ゆ)わぐ」になり定着したようです。 |
| 語句 | よしかかる |
| 意味 | 寄りかかる、もたれかかる |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 北陸 |
| 由来など | 「よしかかる」の「よし」は万葉集にある「寄さる」という古語が語源とされているようです。万葉集で「寄さる」は「夜さる」に掛かっており、「異性との関係のうわさ」の意味もあるとのこと。「よしかかる」を使う人たちは万葉集の心を忘れていない人たちなのでしょう。 |
| 語句 | らんきになる(らんきたがる) |
| 意味 | 夢中になる、必死になる |
| 使用地区 | 道南、西沿岸地域(釜言葉) |
| 影響地区 | 東北(青森県下北地方) |
| 由来など | 「乱気」がベースになっているようです古語で「乱気」は乱心。発狂を意味を持ち、これが「必死になる」という意味で使われているようです。 |
| 語句 | ろくたま |
| 意味 | ろくに、まともに |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 古語の「陸たま」が語源のようです。意味は「ろくに~ない」であり、東北を経由して北海道に伝わったようです。 |
| 語句 | わ |
| 意味 | 自分 |
| 使用地区 | 道南、西沿岸地域(浜言葉) |
| 影響地区 | 東北(津軽) |
| 由来など | 万葉集などの古い時代から使われていた古語の「吾(わ)」がそのまま残った言葉だそうです。特にニシン漁とともに西沿岸地域に伝わったものと思われます。相手を指す「汝(な)」とセットで使われることが多いようです。〔参考資料〕 |
| 語句 | わがんね |
| 意味 | わからない、ダメ、どうしようもない |
| 使用地区 | 東北にルーツを持つ北海道民 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 「わがんね」は文脈によって次の三つの使い方があります。 1.物事が理解できない様子 2.してはいけないこと 3.手のつけられない状態 おそらく、地域と文脈によって使い分けているようです。 |
| 語句 | わっちゃくちゃ |
| 意味 | めちゃくちゃ |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 近畿、中国 |
| 由来など | 「わや(枉惑)」と「めちゃくちゃ」が合わさった言葉と言われています。 |
| 語句 | わや |
| 意味 | めちゃくちゃ、ひどい、台無し |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北、中部、関西、中国、四国 |
| 由来など | 語源は古語の「和厄(わやく)」かららしく、もともとは「枉惑(おうわく)」から変化したものといわれています。意味は「道理に合わない」「無茶」「訳の分からない」「だいなし」「めちゃくちゃ」「でたらめ」「わがまま」「悪いやつ」「非常に」etc と沢山あるようです。そのせいか、使用している地域によって意味も多少異なっているようです。 |
| 語句 | わらしゃんど |
| 意味 | 子どもたち |
| 使用地区 | 道南、西沿岸地域(浜言葉) |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 「わらし」は古語の「わらわ」と同系統の言葉で「子ども」、「~んど」は東北弁などで「たち(達)」という意味で、「わらし」+「~んど」で「わらしゃんど」となり「子どもたち」です。〔参考資料〕 |
| 語句 | わんつか(わんづか) |
| 意味 | ほんの少し、ちょっと |
| 使用地区 | 道南、西沿岸地域(浜言葉) |
| 影響地区 | 東北(津軽、南部、下北) |
| 由来など | 標準語の「わずか」に「ん」が入り訛って変化したもの。開拓民と共に北海道へ伝わった。 |
〒069
北海道江別市
・参考:北海道の方言紀行、やっぱり北海道だべさ etc
・影響地区は推定です