| 語句 | かいべつ |
| 意味 | キャベツ |
| 使用地区 | 道南 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 「キャ」の発音が「カイ」になり、カイベツになったとされています。若い世代ではほとんど使われません。 |
| 語句 | かしがる |
| 意味 | (立体物が)傾く、斜めになる |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北、長野等の東日本 |
| 由来など | 古語の「かしぐ」に由来する。 状態を表す自動詞→「かしがる」、 (意図的に・・・)他動詞→「かしげる」 |
| 語句 | かちゃっぺない |
| 意味 | 貧弱・貧相、頼りない、格好が悪い |
| 使用地区 | 道南~後志 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など |
| 語句 | がっさい(がっちゃい) |
| 意味 | 安っぽい、粗末である、不格好だ |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 標準語の粗野を表す「がさつ」が変化した「がさい」が東北地方で「粗末である」などの意味で使われ、「がっさい」や「がっちゃい」に変化し北海道に伝わった、と言う説が有力のようです。 |
| 語句 | かっちゃく |
| 意味 | 爪を立てて引っかく・かきむしる |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北(青森、秋田、宮城など) |
| 由来など | 「掻く」と「裂く」が合わさり、「搔き裂く」→「かっちゃく」となったと考えられます。 「言うこと聞かねえとかっちゃくど!」とか「虫に刺されても、あんまりかっちゃくな!」のように使っていました。 |
| 語句 | がっちゃき |
| 意味 | 痔(じ) |
| 使用地区 | 道南 |
| 影響地区 | 東北(青森、秋田) |
| 由来など | 一説には、引っ掻く痛みの様子から、「かっちゃく」から派生した「がっちゃき」という言葉を痛みや痒みの症状として表現したのではないかとあります。また、かつてある薬局で「しびがっちゃき症の薬」として皮膚のひび割れや痒みの薬を宣伝する張り紙があったそうです。これらの事を踏まえると、次のように考えることが出来ます。「いぼ」や「切れ」を付けて痔の症状とし「いぼがっちゃき」や「切れがっちゃき」と呼んだところ、思いのほか痔を患っている人が多かったため、「がっちゃき」は痔の専用症状のように使われるようになったのではないでしょうか。これが「がっちゃき」の由来と考えます。 |
| 語句 | かっぱがえす(かっぱがす) |
| 意味 | ひっくり返す、裏返す、 |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 北関東(茨城、栃木))、東北 |
| 由来など | 茨城や栃木の方言に「かっぱぐ(掻剥ぐ)」があるそうで、表面の物を「掻き取る」「剥ぎ取る」「勢いよく掃き集める」という意味があります。これが東北経由で北海道に伝わる段階で、「勢いよく掻き取った物をぶちまけたりするダイナミックな状態と結びつき、「ひっくり返す・裏返す」を強調する表現になり、定着したと思われます。 |
| 語句 | がっぱり(がっぱし) |
| 意味 | たくさん、大量に、(とても、すごく) |
| 使用地区 | 全道(がっぱしは道東) |
| 影響地区 | 東北、北陸 |
| 由来など | 大きく大量に~する様子を表す「がばっ」などの擬態語から派生した「がっぱ」が語源だと推測されます。東北の「がっぱ」はたくさん・すごく、北陸の「がっぱ」は一生懸命・必死という意味のようですが、それらが交じりあい北海道で「がっぱり(がっぱし)」となったのでしょう。 |
| 語句 | かでる(かだる) |
| 意味 | 仲間に加える |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北、新潟 |
| 由来など | 東北や新潟などの方言で、参加するという意味の「かだる」が由来です。「かだる(加担る)は古語で加担するという意味。この「かだる」の他動詞形「かでる」が北海道に伝わり定着しました。札幌市にある「道民活動センターかでる2・7」はこの北海道弁が使われております。 |
| 語句 | からがく |
| 意味 | 縄やロープで縛る・結ぶ |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 鎌倉時代の宇治拾遺物語に「黄なる紙ひねりにて十文字にからげたり」とあるように非常に古い日本語が、東北や北海道に伝わり残っているのです。北海道では紐などで解(ほど)けないようにしっかりと縛る事をいいます。 |
| 語句 | からっぽやみ |
| 意味 | 怠け者、横着者 |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 「からほねやみ」が語源です。「からほね」は単に骨や白骨を表し、「やみ」は病気の意味です。骨惜しみをして働きたくない様子を病気に見立てて「からっぽやみ」と表現したそうです。 |
| 語句 | がんべ |
| 意味 | かさぶた |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 「がんべ」←「がんび」←「かんば」と変化した言葉のようです。「かんば」は「樺」で樺の木のこと。北海道では岳樺(だけかんば)や白樺(しらかんば)が有名ですね。北海道では薪ストーブの「焚き付け」として、これらの木の皮を使い「がんび」または「がんびの皮」といいました。剥がれ方や様子などが良く似ていることから、「かさぶた」が「がんび」のようなところから、それが訛って「がんべ」となったのでしょう。 |
| 語句 | ~かる |
| 意味 | 北海道弁の接尾語で「かける」や「する」 |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 「じょっぴんかる」や「つっぺかる」のように使います。 |
| 語句 | きかない |
| 意味 | 気が強い、やんちゃ、生意気 |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 動詞である「聞く」の否定形である「聞かない」がそのまま形容詞化し定着したようです。明治以降に東北から北海道に移住した人々によって伝えられた言葉で、子どもが生意気な態度をとったときなどに「あの子はきかないこだねぇ!」などと表現します。 |
| 語句 | きったぎる |
| 意味 | めったやたらに切る、切り裂く |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | きって(切って)+たぎる(強調の表現)が変化して、切れにくいものを無理やり切るニュアンスとして定着したようです。 |
| 語句 | きっともって |
| 意味 | 多分そうなると思う |
| 使用地区 | 道南~後志 |
| 影響地区 | 北東北 |
| 由来など | 「屹度(きっと)思って」が変化したものと思われる。北海道や東北の沿岸部を中心に、古くから使われてきたようです。 「きっともって、あいつの仕業だべさ」のように使われます。 |
| 語句 | ぐだめぐ |
| 意味 | 愚痴をこぼす、ぐだぐだ文句を言う |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北(津軽、南部、下北)) |
| 由来など | 酒を飲んでぐだぐだととりとめもない文句や愚痴を言うさまを「管を巻く」と言いますが、これが訛って「ぐだまぐ」や「ぐだめぐ」という動詞に変化したと考えられています。。 |
| 語句 | げっぱ(げれっぱ) |
| 意味 | 最下位、ビリ |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北(青森) |
| 由来など | 古文の「下﨟(げろう):修行年数の少ない地位の低い僧」を指す言葉、から派生した「げれ(下劣・下位)」に接尾語の「っぱ」が付いたという説が有力です。「げっぱ」は「げれっぱ」から変化したと思われます。「運動会でげれっぱさ!」などと使われます。 |
| 語句 | けんけん |
| 意味 | 片足跳び |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 西日本一帯 |
| 由来など | 「片足跳び」は東京では「ちんちん」という方言が多く使われ、犬芸の「チンチン」はここから来ているそうです。一方「けんけん」は西日本一帯にわたり大きな勢力を持つ方言で、交通網の発展に合わせて東へ進出し愛知・伊豆・関東・東京でも「変わりつつあり、現在では置き換わりはほぼ完了しているようです。北海道へは明治の移住時には両方が入ってきたと思われますが、やはり「けんけん」の方が強かったのでしょう。現在では共通語といって良いほどの方言ですね。 |
| 語句 | こちょばす |
| 意味 | くすぐる |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 西日本方面、東北 |
| 由来など | 平安時代の古語である「こそばゆし」に由来する大和言葉だそうです。他動詞である「こそばかす」が変化し「こちょばす」になったと考えられます。数少ない西日本方面からの影響による北海道弁のようですが、東北でも使われているので東北経由で伝わったのかも知れませんね。 |
| 語句 | ごっぺかえす |
| 意味 | 大失敗をする、台無しにする、大損をする |
| 使用地区 | 道南、西沿岸部 |
| 影響地区 | 北海道独自 |
| 由来など | 「ごっぺ」とはかつて囲炉裏や炉端の炭火の中に突き刺して日本酒の燗をつける陶器の酒器(別名:鳩燗)のことだそうです。不注意で中の大事なお酒をこぼすと大損をした気持ちになるため、「大損をしたときや大失敗したとき」の意味として「ごっぺ返した」という表現をしたのでしょう。 |
| 語句 | こわい |
| 意味 | 疲れた、だるい、つらい |
| 使用地区 | 全道 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 古語の「強(こわ)い」が元々の由来。筋肉や身体が疲労でこわばる状態を「こわい」と呼んでいました。関西などでは恐怖で体がこわばる意味で(恐い)、東北・北海道では寒さや疲れで体がこわばる意味で(こわい)が残ったようです。古語の「強い」には北海道弁の「こわい」の方が近いんですね。 |
| 語句 | ごんぼほる |
| 意味 | 駄々をこねる、意地を張る |
| 使用地区 | 道南および西沿岸地方 |
| 影響地区 | 東北 |
| 由来など | 語源は「牛蒡(ごぼう)を掘る」が訛ったもの。地中に真っ直ぐな牛蒡を折らずに掘り出すのは非常に面倒なことから生まれた言葉のようです。 |
〒069
北海道江別市
・参考:北海道の方言紀行、やっぱり北海道だべさ etc
・影響地区は推定です